職人芸
一回記事を書いたけどまじめすぎてつまんなかったので消して、代わりにさっきちょっと感動した動画を貼っておきます。
Tekken6 Combo Damage Ranking 鉄拳6 全キャラ コンボ火力ランキング
「鉄拳」っていう格ゲーの動画なんですが、これは空中コンボといって、一度当たりだすとコンボの終わりまで一通りダメージを受けるしかないという連続技のダメージランキングです。このシリーズには小学生・中学生くらいのときにハマっていて平八の十連コンボとかは覚えたけど、こういう器用な空中コンボの使い手にはなれなかったなあ。手先の器用さと熱意が必要な気がします。どっちも自分には欠けていた気がする。ゲーセンでの本当に上手い人同士の対戦だと、二回浮いたら負けらしいです。職人芸ですね。
メモリを増設しよう。
ここのところいやにパソコンが重くて、Google Chromeとituneを立ち上げるとすぐに「メモリが足らんズラ」とか言われるのにいい加減イラッとしていたので、ノートパソコンのメモリを、2G→8Gに増設してみました。ちょっとググればすぐやり方が出てくるし、本当に簡単なので誰でもすぐできます。
そしたらこれがですね、早い早い早い。もうこのブログを打ってるときのキータッチのレスポンスからして全然違う気がします。気のせいなどではない、断じて。マウスの動きまでもが軽くなった気がします。つい行きすぎて三周くらいしてしまいそうになります。
気分はエイトマンです。あるいはるろうに剣心でいえば天剣の宗次郎の縮地です。スラムダンクでいえば豊玉のラン$ガンを想起されたし。なんだか妙にハイテンションなのもすべてメモリの軽快さのおかげであって、今週の課題が終わって久しぶりにゆっくり寝られるという状況とは何の関係もありません。
チャレンジなど
わかっちゃいたことですが、留学というのもなかなか大変です。まだ来て二カ月だし、そりゃあ大変に決まっているんですが、力不足を感じることがたくさんあります。英語力だけでなく、自分の学のなさ、勉強量の絶対的な不足を実感します。それでもいろいろ挑まなきゃいけないこともいっぱいあります。いやあ、なかなか。
でもまあ、なんだってチャレンジあるのみです。失敗したらそのときはそのとき、またチャレンジすればいいんだろうと思います。手抜きして必死に言い訳をこしらえてたって仕方無いわけで。
それに、会社で働いていた時とちがって、こっちの方は大変だとしても筋が通った大変さで、理不尽さにクサッたりする必要がない。環境に求められている結果と、自分なりに価値があると思うものとが完全に一致とは言わなくても、方向性としてはそろっている。だからあとはとにかく自分を磨いて結果を出せばいい。これはやっぱり恵まれていることだろうと思います。うむ。
いまさらかもしれませんが、ハンバートハンバートいいですね。この「おなじ話」というのは、亡くなった奥さんと対話しているという設定らしいです。
というわけで、とても抽象的ながらがんばりましょう。がんばります。
Speech, Japanese Culture and Presidential Election
久しぶりの課外活動として、奨学金をいただいている財団関連でスピーチをしてきました。ホストクラブ(歌舞伎町的な意味ではない)の方が車を出してくれて、およそ20分ほどドライブして、Hudson Shores Clubというお隣のクラブにお邪魔してきました。
徹夜でひーひー言いながら慣れないパワポの資料を作っていったけれど、それほど規模が大きいクラブではなく、お昼をつっつきながら、和気あいあいと双方向的な感じでプレゼンをさせてもらえました。ところどころジョークも交えつつ、みなさんとても暖かく迎えてくれて、うれしくなりました。何を話そうかいろいろ考えましたが、日本文化を紹介してくれということだと思ったので、ウケのよさそうな禅とかお茶の話をメインにしてみました。鈴木大拙とか岡倉天心的なアレです。こんなこともあろうかとこういう本を持ってきておいてよかった。古本集めが趣味だったおじいちゃんの本棚からいただいた本です。
- 作者: 本名信行,ベイツホッファ
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 1986/05
- メディア: 単行本
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あと、これも意外にここで役立ちました。プレゼンの最後は鈴木大拙の引用でしめましたから。(この本はリスニングの勉強を主な目的として買っておいたのですが、エマソン、ディケンズに始まりクッツェー、ナイポールに終わるまで、19~20世紀の28人の書き手による「名文」を収録していて、英語圏文学の入門書としても面白いと思います。)
- 作者: 斎藤兆史,上岡伸雄
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2004/09/25
- メディア: 単行本
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狙い通り、「いかにも」なところを出したのがわりと面白がってもらえてよかったです。途中日本の地図を見せたときに、震災のことも聞かれたので、少しそこにも触れて、とにかく全然収拾してないんだということを言っておきました。会のあとにはいいプレゼンだったと言ってもらえて(そりゃあお世辞でも言わないわけにはいかないだろう)、ひとまずほっと肩をなでおろしました。
準備、プレゼン、会話などの中からいくつか思ったこととして、
1)自分自身、日本のことをよく知らないと思いました。たとえば茶道のことを話そうと思ったときに、ルーツのことなどを説明するのに勉強しなおさなければいけなかった。今回は話さなかったけど、スポンサークラブの群馬県を紹介する資料も作りましたが、たとえば市の人口に対してもっとも外国人比率の高い太田市では、実に15%がブラジル国籍の人たちだそうで、シュラスコ料理のお店が結構あったりするのだそうです。にも関わらず、自分はすぐお隣の太田市に行ったことすらない。
2)大統領のポピュラリティ
食事の途中でゲームがありました。ガバナーの人が4つ問題を出し、ほかのメンバーが3回までguessありという条件で、それに答えるというものでした。特に面白かった問題は、「20世紀のアメリカ副大統領のうち、のちに大統領になった人の数は?」でした。ちなみに僕はトルーマンとニクソンくらいしか思いつきませんでした。みなさんいろいろ話し合っていましたが、いちばんインテリオーラを出していた人が腕を組みながらウーンと唸っていて、しばらくして「7人」と答え、それが正解でした(セオドア・ローズヴェルト、クーリッジ、トルーマン、ジョンソン、ニクソン、フォード、パパブッシュだそうです)。大統領選挙間近だし、タイムリーな問題だと思いましたが、驚いたのはほとんどの人が歴代大統領の少なくとも名前は一通り頭に入っているようだったことです。日本で首相の名前を伊藤博文以降一通りいえる人がどれだけいるだろうかと想像したときに、米大統領のポピュラリティーとの違いみたいなものを感じました。
3)財団と大統領選挙
自宅まで送ってもらう帰りの車の中で、来月の大統領選挙についてどう思うか聞いてみました。彼は個人的には民主党支持で、主な理由は、財団のようなNPOへの助成が共和党になるとカットされてしまうからとのことでした。ただし、財団の多くの人は共和党支持者だとも言っていました。ビジネスマンが多いので、ビジネス畑出身のロムニーを党首に据える共和党との方が相性がいいのだそうです。
昨日は三回目、最後となるテレビ討論も終わり、CNNの調査では現職のオバマは二勝一敗ということだそうですが、さて来月の選挙はどうなるのでしょうか。
そんなこんなで、準備が大変ながらも有意義な機会をいただくことができ、よい一日でした。まる。
雹上がりの土曜日の散歩、東方超市へ。
中間エッセイでテンパったのを契機(moment)に、ブログからしばらくご無沙汰してしまいました。
週末の土曜日、天気も良いので、ときたま買い出しに行くアジアンマーケットに今日は散歩がてら徒歩で行ってきました。本当は、バス停で目の前でバスに去られた悲しみのあまり、やけくそになって歩いただけですが。
あ、天気が良かったのは本当なんですが、実は一瞬天気雨ならぬ天気雹が降ったんですよ。読めますか、「雹」?僕は読めないし書けません。PCが変換してくれました。しかし、そのことをツイッターでつぶやいたところ感度の高い友人が切れ味鋭いリプライをくれたりもしました。ともあれ、そんなわけで道路が輝いているわけです。雨上がりならぬ雹上がりです。
道中には、リスの輩もいました。一心不乱に、親の敵のように胡桃か何かを食べていました。読めますか、「胡桃」?僕は読めないし書けません。PCが変換してくれました。
そしてたどり着いたのがこちらのスーパーマーケット。
「東方超市」て。確かにそう当てたくなる気持ちは痛いほどわかりますが。「イースタン」「スーパー」「マーケット」だもんね。
ウスターソース中濃、キューピー的マヨネーズなどここでしか買えない調味料や、韓国キムチラーメン、タイのパッタイなどのインスタントラーメンのほか、今日はお菓子にも手を出してみました。そう、お菓子界に燦然と輝く、名門LOTTEが誇るかの珠玉の至宝です。
Koala's March!!!
というわけで、今日はこの名品とともに、貴重な週末まだ全然勉強してないという事態を克服しようと思います。がんばるどー!
すいとんを食べながら。
オルバニーではすでに、日本ならば冬の気温を迎えています。夕方に買い物に出たりすると寒いので、コートにマフラー、下はセーターにタートルネックを着込んでいます。
やはり晩御飯には温かいものが食べたくなるので、今日はすいとんを作りました。小麦粉を水に溶かしただけでこんなにおいしく素敵な食べ物になるなんて、すごいぞ小麦粉、エライぞ小麦粉。消化にもいいし、おなかもふくれるし、なんて優秀なんだらふ。
ディケンズ『デイヴィッド・コパフィールド』を読んでたら、イギリスからオーストラリアに一旗あげに行く人たちというのが出てきました。イギリスとオーストラリアの関係については、国旗に明らかなように後者が前者の被植民地だったとか、あとは「美味しんぼ」でなぜかオーストラリア食材対決というのが三回くらい特集組まれていたのでそこで知った知識くらいしか恥ずかしながら持っていなかったんですが、さっとwikiで見ただけでもずいぶんいろいろなことが勉強になりました。同じ植民地でも、インドとはまたずいぶん宗主国との関係が異なっていたでしょうね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%82%A2
自分の無知蒙昧が一番の問題なのはもちろんながら、日本でぼんやり生活していると、オーストラリアの知識ってそれこそエアーズロックとかカンガルーとかコアラとか、あまりにステレオタイプな情報しか入ってこない気がする。オーストラリアに限らず、アンテナを広げて、機会のあるごとに自分の知識を少しずつでも広げていかなきゃなあと思いました。
水曜日締め切りの『コッパーフィールド』のペーパーから逃走しつつ、戯言をお送りしました。